サッカー女子、ワンバックが引退

女子サッカーのアメリカ代表で、これまで通算184得点を挙げたFWのおアビー・ワンバックが10月27日、現役引退を表明しました。
今年7月のワールドカップの優勝を祝って招かれたホワイトハウスで、「家族や友人とよく話しをし、キャリアを終えることにしました」と述べました。
12月に行われる、国際親善試合の中国戦が最後の試合となります。
ワンバックは、15年間でワールドカップに4度、オリンピックの2度を含む、252試合に出場。
代表での184得点は、男女を通じても最多の記録となっています。
2011年のワールドカップ決勝の日本戦では、1得点を挙げながら敗れたものの、2012年のロンドンオリンピックの決勝で日本に雪辱を果たし、同年の国際サッカー連盟女子最優秀選手に選ばれました。
「素晴らしい競技人生でした。これからの人生も楽しみ!」と話しました。今後のフィールド以外での活躍を期待します。

ノーベル賞、10億人を救った薬

ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった大村智・北里大特別栄誉教授は、長年にわたり微生物が作る有用な化合物を探求してきた。
中でも1979年に発見された「エバーメクチン」は、アフリカや東南アジア、中南米など熱帯域に住む10億人もの人々を寄生虫病から救う特効薬へとつながった。大村さんは73年、大手製薬会社メルク社と共同研究を開始。様々な微生物が作る抗生物質などの探索を進める中で、静岡県内の土壌から分離された微生物が生産するエバーメクチンを発見した。この物質は線虫などの神経系をマヒさせる一方、哺乳類の神経系には影響しない特性があることが分かったそうだ。エバーメクチンを基に、さらに効果を強めた「イベルメクチン」は家畜の抗寄生虫薬として世界的なベストセラーとなった。
さらに、失明につながるオンコセルカ症やリンパ系フィラリア症(象皮病)など、熱帯域に蔓延する寄生虫病にも効果があることが判明した。
世界保健機構(WHO)はメルク社の協力を得て、アフリカなど寄生虫病に苦しむ地域にイベルメクチンを配布するプログラムを開始。メルク社によると、2012年までに延べ10億人以上にイベルメクチンが無償提供された。WHOによると、西アフリカでは02年までに少なくとも4000万人のオンコセルカ症の感染を予防。象皮病でも00年から対象となる53カ国でイベルメクチンなどの集団投与が進められており、20年までの制圧も視野に入ってきているという。
これだけの功績のある薬を研究・開発した人物が日本にいるというのはなんだか誇らしい気持ちになる。